over50marathoner’s blog

食と農への関心事。試行錯誤しながら手作りしてます。パン作り・自家製酵母・野菜栽培

【シューズレビュー】Nike ZoomFly3 厚底シューズの定番 第3世代ZoomFlyの進化は?

厚底シューズの定番の座

前回に続き、シューズレビューです。

今回は、ランナーの皆さんなら知らない人はいないといっても過言ではないNike ZoomFlyシリーズの

Nike ZoomFly 3』です。

つい先日まで、その先代のZoomFly FlyKnit2を履いていたのですが、走行距離も伸びてきたのでそろそろ履き替え時期かと思い、Nikeのオンラインマートのセールのときに購入しておいたものを下しました。

初期版のZoomFlyは争奪戦が激しく結局買えず終いで終り、ZoomFly FlyKnit2を2足履いて、今回のZoomFly3と相成りました。

すっかりNikeさんのカモですね。。。

先回のレビューで触れましたが、ようやく各社からカーボンプレートシューズだとか軽量・高反発シューズが発売され、効率よくランニングできるシューズが出揃ってきた感じはあります。

これまではNikeさんの独壇場でしたから、多くの方がZoomFlyシリーズを履きつないできていたのではないでしょうか?

ZoomFly 2から3への変更点

アッパー

ご存知の方も多いと思いますし、名前からもわかりますが、第3弾のZoomFlyの素材の変更としては、アッパーがFlyKnitでなくなりました。ヴェイパーウィーブと名のテント生地のような感じです。FlyKnitは通気性があり、伸縮性があってフィット感を高めていたのですが、ニットなので破れるとか濡れるとかの課題があったんでしょうか。

今回のヴェイパーウィーブには伸縮性はないものの撥水性や強度は向上しているような気がします。

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ZoomFly3

フィット感はソックライク(簡単言うと伸縮性のバンドで脚を入れる部分から甲の部分までをサポートしている)構造で確保していて、シュータンを一体化しています。

加えて、レースホールの構造も改善され、甲の部分をFlyKnit2よりも均等に締め付け固定できる気がします。

ソール

ソールの素材はリアクトフォームとカーボンプレートなので変更されていないのですが、船底構造の傾斜を緩めたのではないかと思います。後ほど走行感を書きますが、前に倒れる感じは軽減されていると思います。

重量
  • ZoomFly FlyKnit2 (26.0cm) 229g
  • ZoomFly3 (26.0cm) 247g

20g弱の重量増のようです。どこでこの差が出ているのか?ですが、ソールが削れやすいと言われていたのでアウトソールのゴムを増やしたんでしょうかね。

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ZoomFly FlyKnit2の靴底

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ZoomFly3の靴底

 素材は同じでも構造はかなり違いますね。

走行感

暑い中ではありますが、レビューのため?頑張って走ってきました。

Saucony Endorphin Speedのレビュー記事と同じ河川敷コースとトレイルランニングコースを1周です。

河川敷コース

平坦な河川敷を走って思ったのは、ZoomFly FlyKnit2の時ほど前に押し出されている感じはしないです。上で靴底の傾斜を緩めたのでは?という理由はこの辺りから感じたものです。その反面、自分で前傾を意識して走ると最後にカーボンプレートで押し出される感じがあるかなと。

今日はペースアップしませんでしたが、ペースアップするとよりカーボンプレートの『押し出し』アシストを受けられるのかもしれませんね。この辺はまた後日試してみたいと思います。

ZoomFly3のソールの接地面が広がったのか、足裏の着地点を細かく意識しなくても安定したペースで走れた気がしました。上の写真を見ても指の付け根辺りの靴底の部分が膨らんでいるのが関係しているのでしょうか?

レースの締め付け度合にもよるかもしれませんが、ソックライク構造で甲のフィット感を増していると言いましたが、その反面、甲の側面が若干締め付けられる感じはあります。

これはNikeのシューズに共通していえるのですが、全体的に足幅が細い構造です。私は一応、計測して走幅は”E”なのでNikeシリーズは履ける範疇に入っているのですが、若干外反母趾気味な感じもあり、ピンポイントで接触して擦れたり、痛みが出たりする場合があります。

トレイルランニングコース

ソールの傾斜を抑えたためかZoomFly FlyKnit2よりも未舗装路での安定性は向上している気はしました。今日も未舗装路を走って危ないと感じることはなく、しっかりフィットさせて履いていたので急な下り坂でもつま先に指が詰まることがなく駆け降りることもできました。クッショニングやフィット感の点から未舗装路用として使ってみるのもいいかもしれません。

まとめ

今日ゆっくりと走った感じでは、前に押し出される感じはなく、LSDやロング走では疲れてしまうかもという感想です。今後、テンポ走とかインターバルとかで走ってみて速いペースでの適応性を見てみようと思います。また、フィット感は良かったのでより安定性を重視する未舗装路でのランニングなどでも検証を続けていきたいです。

これまでNikeのシューズは

という図式でイメージしていたのですが、トレーニングシューズとしてZoomFly3が万能かというとそんな感じでもなく、トレーニングの中でもペースや走行路の違いで2種以上のものを用意する必要があるのかもというのが今回新たに感じた感想です。

 それでは、暑い日が続きますが、健康に注意してランニングを楽しんでいきましょう。