over50marathoner’s blog

食と農への関心事。試行錯誤しながら手作りしてます。パン作り・自家製酵母・野菜栽培

【シューズレビュー】Saucony Endorphin Speed ナイロンプレート入り厚底シューズ

厚底シューズ時代到来!?

連日の暑さの中、皆さん走ってますか?

流石にこの酷暑の中では、よほどの対策を打たないと熱中症で倒れてしまいますね。

無理をなさらずにトレーニングを続けましょう。

Nike一強時代の終焉か?

NikeのVaporFlyやAlphaFlyの登場ですっかりランニング界は厚底一色といった様相ですが、当初の東京オリンピックの開催日に向けて、Nike以外からも厚底シューズが販売され、履き比べて、自分にフィットするものを選んでいきたいものですよね。

ネットを検索しても新発売されたシューズの提供を受けレビューされている記事を見かけますが、一つだけ履いてその感想を書かれているものが多く、比較となると数少ない気がします。

 そんな中、履き比べ特集を組んでくれたのがCourir。平塚さんと小幡さんの試走による履き比べレビュー記事があります。紹介されているのが19足で試走に使われたのが10足です。 

 雑誌を読んで既にこんなにプレート入りシューズが出ていたのかというのが素直な感想です。

他にもプレートは入っていないクッションモデルシューズも19足の紹介があり、9足を雑誌の編集者の方が試走されレビューしています。

これだけ出ていれば、Nike以外からでもトレーニングシューズやレースシューズを見つけていくこともできる気がしますね。

気になったのはSaucony

Courirを読んで気になったのがSauconyのシューズ。

今回の記事には掲載されていなかったのですが、軽量で反発力も期待できそうなSauconyのEndorphin Speedを買ってきました。

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Saucony Endorphin Speed
Endorphinシリーズの紹介

Endorphinシリーズの詳細はSauconyのWebサイトを参照願います。

www.saucony-japan.com

クッション材を改良し、軽量で、着地衝撃を吸収し、推進力への変換効率を高めているようです。プレート入りは2種あり、カーボンプレート(pro)とナイロンプレート(Speed)はクッション材からの反発力の方向を安定させているように思えます。

他に、プレートの入っていないEndorphin Shiftというモデルもあります。


 

 

 上記ネット通販サイトは並行輸入で割高なようです。

購入するにはABCマート

Endorphinシリーズの中でも特にEndorphin proは入手困難なようで、取り扱い店舗が限定されているみたいです。

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取扱店舗

Sauconyは公式通販サイトをABCマート内に開設していますので近所で入手できなさそうな方は、そちらから買うのがよいと思います。

www.abc-mart.net

取扱店舗が近所にあったのでそちらに出かけて入手してきました。

やはり、カーボンプレート入りのEndorphin proは28cm以上でないと在庫がないようでした。

私の場合は、レースシューズの前にトレーニングシューズで相性をみてみないとという思いが強いので最初からEndorphin Speed狙いです。

試走の感想

早速の試走ですが、朝から暑くて走れるのかという環境ではありましたが、朝ならということで早起きして走ってきました。

走ったコースは、いつもの河川敷と最後に公園のトレイルランニングコースを1周。

しばらくの間NikeのZoomFly FlyKnit2を履いていたのでそれとの比較になります。

  • ZoomFly FlyKnit2 (26.0cm) 229g
  • Endorphin Speed (26.0cm) 208g

軽さはEndorphin Speedですね。手で持っただけでも違いは分かります。

履き心地

ただ、NikeのZoomFly FlyKnit2は履いてみると重さを感じにくく、Endorphin Speedは靴底の接地面が広いからか、重量バランスのためか、走り出すまでは重さを感じます。

履いた感じは、Nikeは全体的にソールの幅が狭く、FlyKnitが伸びてフィットしていたように思い、足裏の外側面が擦れたりしていたのですが、Endorphin Speedでは、ソール幅もNikeと比べると広く足裏を圧迫している感じがありません。アッパーはメッシュ素材でシューレースで締めていくとピタッとFitしていく感じがします。

クッション性

ZoomFly FlyKnit2は着地時に”面”を作っていかないとスピードに乗れないという感じがしていました。いい意味ではフォームを矯正される、足の回転軌道を決められるという感じでした。ここから外れると極端にスピードが落ちたりフォームが崩れたりといった感じがありました。

この点はZoomFly3になって改良されたとも聞いているのでそちらも試せたらとは思います。

それに対し、Endorphin Speedの本日の感想は、足裏の広い範囲で着地を受け止めてくれて、前へ足を運んでくれる感じがしました。自然と腰が入ったフォームにしてくれるので、腰の位置が落ちにくい気がします。

 着地時にソールが沈んでいる気はするのですが、それで減速していく感じがありません。アウトソールが船底形状になっているので、自然と足が前に出ていくからでしょうか。

未舗装路での安定性、アップダウンの走行性

トレイルランニングコースを走ったのは、厚底シューズ特有の不整地での安定性を確認するためです。Nikeの厚底シューズを履きこなすのに苦労したのは、舗装路でも小さな段差などで脚を捻挫するのではと思うくらい捻ることがあり、足裏の感覚がつかみにくく未舗装路では怖くて走れなかったのです。

ZoomFly FlyKnit2ではトレイルランニングコースで走っていないので、以下、Endorphin Speedのみの感想になります。

足裏感覚

このところ晴れていたので公園内のトレイルランニングコースも濡れている部分はなく、午前中の明るい中での試走であったため、足元がとても見やすかったです。そのためもあり、足を捻りそうな場面はありませんでした。これからしばらくこのコースでも試してみて未舗装路での安定性は確認していこうと思います。

アップダウン走破性

今日の限りでは、厚底ではありますが、登り下りでの違和感、走り難さはなかったように思います。

登りでは適度な反発力を受け、脚上げもスムーズにいきますし、厚みがあるといっても引っかかって躓くようなこともありませんでした。

また、厚底シューズの反発力で進むタイプのものは、脚を置いていく走法になるため、敢えてグリップの効きが抑え、引っ掻いて走らなくてもいいようにされているものもあります。その結果、グリップが効かず、急な下り坂では足を回転させて猛スピードで下っていかないといけなくなたったりするのですが、この点はいわゆる厚底シューズの範疇でしょうか。今日のところはゆっくり降りることにしました。

今後の期待

ファーストインプレッションとしてはまずまず良かったと思います。猛暑の中でも、ジョグのペースを極端に落とすことなく走り切れたので、”反発力で前進させる”効果は感じられた気がします。

今後は、ロング走で試して後半もバテることなく走り続けられるかを見てみたいです。効率の高いランができるのか期待は高いです。

また、トレイルランニングコースを長めに走って安定性の確認は続けていきたいです。未舗装路でのランニングは効率的なトレーニングに欠かせないと思ってますが、そのために別途シューズを購入するのも経済的でないなと思っていますから。

今後も各社から厚底シューズが発売されると思いますので、自分に合ったシューズを見つけていくのもいいのではないでしょうか。