ランニングデータをまとめてみる 3
前の記事では、Excelシートに関数を導入することを試みました。
今回も日付に関する関数について記事にしたいと思います。
月ごと、週ごとのデータをまとめる準備
月間データや週間データにまとめることで、トレーニングの傾向を表すことができ、トレーニング量が多すぎれば、少なくしたりとトレーニング計画の調整へとつなげることができます。
そのためには、トレーニングした日が〇月であったとか第△週目だったとかがわかると同じ月や週で集計し、推移や比較することで傾向をつかむことができるようになります。
月の集計
日付から月を求める関数 Month関数
書式はMonth(日付《が入力されたセル》)
です。
日付が入力されたセルを()内に記入し、(ここではK8セルにA8セルの日付の月を求める関数を入力)
A8セルが1月の日付なので、K8セルの値は1になります。
ここで1年ごとにワークシートを更新するのであれば、同じ値となる数値は1つなのでこれでもよいのですが、複数年を同じシートに記入し、年比較するなどもあると思います。そんなときは、年も併せて数値とすればよいです。
日付から年を求める関数 Year関数
書式はYear(日付《が入力されたセル》)
です。
Year関数とMonth関数で求めた値を連結するには、間に”&”を入れて記入すればよいです。
更に、連結するのであれば、A8の日付であると”202301”のようになっていれば桁も揃えられよいかと思います。
桁を揃えるための関数 Text関数
書式はText(整える数値,表示方法)
です。
今回は月を2桁表示したいので桁数分0を並べて、
Text(Month(A8),"00")
となります。
これで、月ごとの集計をする準備ができました。
週の集計
続いて、その週で集計するときの準備です。
日付から第何週目かを求める関数 WeekNum関数
書式はWeeknum(日付《が入力されたセル》,週の基準)
週の基準とは、週の始まりの曜日を指定するものです。詳細は、Microsoftのサイトを参照願います。
今回はマラソン開催日が日曜日の場合が多いので、月曜が始まりで日曜が最終日となるように2を選びますが、1月1日を含む週が第1週目になるため、1月1日が月曜日以外の場合は第1週目に前年度のデータを含むとなるので、その場合は、週の基準を21とします。
2023年は1月1日が日曜日でしたので、1月1日は2022年の52週目、1月2日からが2023年の1週目となります。
このままですと複数年にわたって入力した場合、1年後(52週後)に同じ週目が発生して集計に問題が生じます。
1年後は53週目から始まるようにするようにします。
とりあえず、翌年第1週の月曜日以降に52週分を足します。
これで、その日が第何週目かを示すことができました。