over50marathoner’s blog

食と農への関心事。試行錯誤しながら手作りしてます。パン作り・自家製酵母・野菜栽培

【オンラインマラソン】動き始めたバーチャルマラソン大会

with コロナ時代のマラソン大会

緊急事態宣言解除!でも、マラソン大会は。。。

6月から全国的に緊急事態宣言解除後の移動制限なども徐々に解除され、また、イベント開催も行われるようになってきましたが、秋以降のマラソン大会は未だ開催の知らせを耳にしませんね。

一番のネックになっているのは、エキスポや開催当日のランナー、スタッフ、応援観客の有効な三密回避対策が講じられないというもの。

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Crowd of Marathon

都市マラソン大会では参加ランナーだけでも数万人規模となり、スタッフ、観客も含めるともう一桁増える規模になる大会もあります。それくらいの規模で人が移動・交流するために大きな経済効果が生まれ、それを狙って開催が促進されてきていた側面もあったのですが、現在の状況下では、人がたくさん動くことが仇となってしまっています。

ランナーにとっては日頃の成果を披露する晴れの舞台

一度でも大会に出たことのあるランナーの方であれば、大会当日の緊張感や走っているときの沿道の観客やボランティアスタッフからの声援を受けて走る爽快感、ゴールした時の充実感を感じたことと思います。多くのランナーにとって、日頃、黙々とトレーニングを続けていても、そのことに対して誰からも何かをコメントされるでもない日常を過ごしているわけですが、大会当日は一変して、会ったこともない、名前も知らない多くの方から声援を受け、ゴールをすれば完走メダルなどをかけてもらえたりします。こんなとき自身の存在を認められたと思える瞬間に遭遇できるのかもしれません。そういう意味で、大会に参加することはランナーが晴れの舞台に立つことを意味していると言え、その舞台がなくなっている今の状況は、多くのランナーにとって走り続けるモチベーションを失いかけているのではないかと危惧しています。

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Cheer for runners

新しい形でのマラソン大会

そんな中、主に2種類の大会が運営を含め模索しだしているように感じています。

  1. バーチャルマラソン大会
  2. 小規模マラソン大会

1のバーチャルマラソン大会は、国内で有名なのは今年3月の名古屋ウィメンズマラソンが最初でしょうか。開催にあたって賛否両論があったようですが、今となっては、今後の一つの開催の形になりつつあります。今後もバーチャルマラソン大会は各地で開催されるようで、東北・みやぎ復興マラソンオホーツク網走マラソンなどがバーチャルマラソン大会(オンライン大会)での開催を企画しています。

エントリー後は、指定された期間で好きな場所でフルマラソン相当の距離をスマホGPSウォッチを身に着けて走り、その走行ログをアップデートすれば、完走したことが認められます。完走するとデジタルの完走証や大会開催地にちなんだ特産品などがもらえたりするのど趣向を凝らした大会となっているようです。

これまで、各地の大会に赴き、現地の風景やグルメを楽しんだりしていた旅ランナーにとっては、特産品がもらえるというのは一考の余地があるのかもしれませんね。

2の小規模マラソン大会は、これまで公園内の周回コースや河川敷など交通整理のしやすい場所で開催されていたものです。本命大会というよりはその調整大会といった感じで参加されていた方もいるかと思います。参加者が多くても100名前後ということもあり、現状でも開催可能な範囲ということで緊急事態宣言解除後、開催数も増えてきています。

それでも心配なのは三密対策ですが、スタート時、ランナーはソーシャルディスタンスを保つよう間隔をあけて待機したり、場合によってはスタートするまでマスク着用であったりしているようです。スタートも一斉スタートではなく、間隔を保ったまま順番にスタートしていく”ショットガン方式”を採用している大会もあります。

基本的にネットタイム計測であれば、スタートラインを超えた時点からタイム計測が始まるので、こういった方式でも問題ない訳ですね。。

秋以降が本番

ということで、withコロナ時代のマラソン大会について紹介しました。

梅雨から夏本番を迎えるこの時期、これまでもマラソン大会はそれほど開催されていなかったので、これら新しい形式で開催される大会も運営方法を模索しながらより良い方向へ改良していって、秋以降参加者が増えていっても対応可能な形式を確立していってもらいたいものです。