【かながわ探訪】県央~県西河川巡り 相模川
ランニングスポットといえば河川敷
普段のランニングコースは鶴見川河川敷です。河川敷コースのいいところは、車の侵入がなく、信号や交差点で止まることもほとんどないことでしょうか。また、アップダウンも緩やかなところも挙げれます。
横浜市の東部に住んでいると、鶴見川や多摩川はランニングコースとして利用することが多いかと思いますが、せっかく【かながわ探訪】と銘打って同じ県でもあまり訪れていなかった神奈川県の県央から県西部に注目しているので、今回はこの地域の川を巡ってくることにしました。
相模川
先日訪れた宮ヶ瀬湖は相模川の支流の中津川や小鮎川の上流に作られたダム湖ですね。その親分の相模川は神奈川県内でも県央地域を流れる大きな河川の一つ。
訪れないわけにはいきません。
しかし、大きすぎてどの辺りに行ったらいいのか皆目検討が付きません。
GoogleMapで確認すると川の西側堤防沿いには長めの堤防上の舗装路と河川敷に降りたところにもランニングできそうな道がありそうですが、そこまでたどり着くのが大変そうです。というのも、相模川付近は古くからの住宅地なのか、大きな幹線道路から河川に近づける道は狭そうなのです。
とりあえず今回は東側の寒川町の川とのふれあい公園というところに行ってきました。
河川敷に無料の駐車場もあります。
川とのふれあい公園
詳細はこちらを参照ください。
今回のアクセス
海老名方面からは産業道路で寒川神社を目指してきて、寒川神社の先で端午橋を渡って相模川に出れば到着です。
相模川八景
この公園から見る富士山は「寒川宮山の富士」として、相模川八景の一つに選ばれているそうです。
曇り空でしたが富士山を拝めました。
相模川八景に選ばれるだけのいい眺めです。
公園内のランニングコース
上記Webサイトでも紹介されているように草地の公園が広がっていて広々として気持ちよかったです。
ランニングコースはこんな感じ。
サッカー場と草地広場の周囲を一周するコースになっています。
注意点
ここから公園を出て堤防沿いに未舗装路を走ることもできそうですが、圏央道の高架下で少し寂しい感じがしました。ランニングするときは軽装になるので
余りおススメできません。
相模川沿いにはいくつもの河川敷公園があり、駐車場のあるところであれば、そちらに車を止めて、その公園内で走るのがいいのではないでしょうか。
【かながわ探訪】かながわ 行ってみたかったところ 清川
神奈川県唯一の村 清川
相変わらずの雨です。旅ランは叶わず、コース探訪がてら県内の行ったことのない場所を訪ねる『かながわ探訪』シリーズ第二弾です。
第一弾は秦野市でした。下記より参照してください。
over50marathoner.hatenablog.com
清川村の位置
タイトル通り神奈川県唯一の村、清川村に行ってきました。県央地域に属するようです。
交通・地理的には厚木の隣というのが一番わかりやすいのでしょうか。今回も車に乗って下道で行きました。国道246号の厚木市内から県道64号を通りましたが、進むにつれて道が細く、カーブが多くなり、途中で『県道70号○○から先通行止め』という交通情報が表示される中、通行止めとなる○○がどこからなのかが分からず、雨天の中大丈夫か?と少し心配になりました。
道の駅 清川
まずは、県道64号沿い、清川村役場前の『道の駅 清川』へ。
こじんまりとした建物でした。前回の反省も踏まえ午前11時ごろ到着。まだ、地元産品は残っていました。神奈川県平塚で品種改良された米『はるみ』がありましたが、10月からでないと新米でないと書かれていたので今回はスルー。朝どれ野菜や地元の店舗のアイスクリームなども気になりましたが、今回は持ち帰れるバンにしました。
二階はレストランになっていて恵水ポークという清川村の養豚場で育てられた豚の料理が食べられるようです。お昼には少し早く、お腹も空いていなかったのでこちらもスルーでした。
宮ケ瀬湖畔園地
道の駅を出て、今回の最終目的地『宮ケ瀬湖』へ向かいました。
地図で見ると湖畔に大きな公園がいくつかあって気持ちよさそうな風景が見れそうなので行ってみたいなと思い今回の目的地としました。湖岸周回路もあり、出来れば湖岸ランなんてのが可能かどうかを確かめてみたかったというのもあります。
道の駅から県道64号で一本道です。小田急線本厚木駅からもこの道を通ってバスが通っているようです。今回はバスの終点でもある宮ケ瀬湖畔園地に行きました。
この辺りのガイドは下記リンク先をご覧ください。
駐車場から商店街の抜けて大きな階段からけやき広場を見下ろしてみました。
雨天で向かいの山(高取山や仏果山方面)の頂上付近はガスってましたが、けやき広場の一面の緑は壮観でした。晴れていれば更に気持ちいいんだろうなと思いながら眺めていました。
エリアマップでは平面的に見えますが、起伏の大きな公園でした。広大な園内にはミーヤ号という汽車が走っています。
この路線に沿ってジョギングなんていうのは最高かと思います。
絶景 大吊り橋からの眺め
宮ケ瀬湖を眺めるには大吊り橋へ行くのがおススメです。
少し坂を上って、目の前に現れてきます。
吊り橋を渡り始めると湖面が見えてきます。
ミーヤ丸という遊覧船があり、相模原市の鳥居原エリアや愛川町の宮ケ瀬ダムエリアを結んでいるようです。これらの地区間は遊覧船の他シャトルバスも運行されているとのことです。広い湖なので、隣接する3市町村それぞれで公園のような施設を持っていて、それぞれをつないでいるのですね。
ランニングスポットして
湖というとランニングスポットでもある山梨県の西湖とか滋賀県の琵琶湖のようなイメージがあり、湖岸を周回する道路沿いにランニングできるのではないかという思いから今回訪れてみたのですが、地図で見る限り宮ヶ瀬湖岸も周回道路のようなものはあるのですが、こちらはダムなので道路の位置が湖面から高く、道幅も広くないということが行ってみてわかりました。
山間部を切り開いた部分もあるため、トンネルも多く週末などは観光客で交通量も多くなると予想すると湖岸道路を走るのは厳しそうです。
公園があるのでその中を走る程度がよいのではないかというのが行ってみての結論です。
恵水ポークとか名産を使ったグルメもあるのでそちら目当てで再訪したいと思います。
【かながわ探訪】かながわ 行ってみたかったところ 秦野
シルバーウイーク 旅ランとはならず
先日鶴見川源流から川下りランをした際、『旅ラン企画してます!』と記事には書いたのですが、シルバーウイークも台風接近による雨続きで走ることもままならない日々となりランは出来ず終いです。雨降りではありますが、日帰り旅行がてら県内の行ったことがないところへ行ってみようかという気になり、いいランスポットはないかということも兼ねて出かけてきました。
神奈川県の地域
神奈川県は東京都の隣にあることくらいは多くの方がご存知かと思いますが、神奈川県と聞いて思い出すのは、
- 横浜・川崎
- 湘南・鎌倉・三浦半島
- 箱根・小田原
くらいでしょうか。神奈川県によると県内は下記の地域区分があるようです。
しかしながら、県民が言うのもなんですが、特に海に面していない大和市から西の地域はあまりなじみがありません。
Go Toキャンペーンで県外移動も奨励されているようですが、せっかくなんで県内再発見!地元愛にでも目覚めてみようかと思います。
訪問先を決めるに当たり、地元神奈川のテレビ局 テレビ神奈川で放映されている神奈川県内のぶらり番組
などで放送された情報を参考にしました。
今回の行先は『秦野』
秦野といえば、東名高速道路の秦野中井インターくらいしか聞いたことがありません。
先ほどの地図によれば秦野は『湘南』だそうですが、異論がでしょうですね。
今回は車移動です。それこそ秦野へは東名高速に乗れば1本で行けますが、急ぐ旅でもないので下道で行くことにしました。所々で渋滞する国道246号に出れば1本ですので迷うことはありません。
秦野のランニングコース
まずは、秦野の中央運動公園(カルチャーパーク)に行きました。
行ってみてびっくりです。カルチャーパークというだけあって運動も文化活動もできそうな施設が充実してました。
園内を巡るジョギングコースもあります。
園内の施設で汗を流すもよし、すぐ横を流れる水無川沿いを走るのもいいかと思います。
丹沢の山々を見ながら走るのも爽快ですよね。
ここはマラソン大会のスタート・ゴール地点でもあります。
県内大会なので名前は知っていましたが、参加したことはありません。多少のアップダウンはあるようですが、ハーフですし機会があれば今後の参加候補にでもしようかと思います。
秦野の名産品
小旅行気分に浸れるようにと名産品も探してみました。県民ではありますが各地域の名産など知らなかったので、上の番組で紹介されたものを参考にしてみました。もちろん秦野市のHPでも紹介されています。
水
丹沢山系の湧水が出て秦野の水はおいしいと有名だそうです。
環境省で名水百選に選定されているとか。市内各所で名水が飲めるようです。
PETボトル入りのものを購入しました。
落花生
落花生も名産品だそうです。
いろんな落花生を使った商品がありましたが、今回は丹沢蒸しどら(落花生入)
を購入しました。どら焼きでなく、”蒸し”なんですね。
購入は、JAの直売所に行きました。秦野市はじばさんず(地場産’s)というネーミングだそうです。
地元農家さんが作った獲れたて野菜や果物や蒸しどらのような加工品も売ってます。
お昼前でしたが、地元農家さんの野菜・果物はほとんど売り切れていました。新鮮で安いからなんでしょうか。。
日帰りで小旅行気分が味わえる
ということで初めての秦野。横浜から下道ですと渋滞もあり2時間近くかかりましたが、丹沢山系の風景や水無川のせせらぎが素敵で同じ県内とは思えないくらいいい旅となりました。地元開催のマラソンコースやカルチャーパーク内のジョギングコースなどもあり旅ラン目的でも楽しめそうです。天気がいい日にまた来たいですね。
【実走動画】日産スタジアム回廊ランニングコース
暑い夏の日や雨の日のトレーニング
暑い夏もようやく終わりになりそうで、走るにはいい季節になってきました。しかし、秋になると長雨や台風による悪天候もあり、ランニングできる日が少なくなるかもしれませんね。そんな悪天候の中でもランニングしたいという熱心な方も多いかと思います。今回は屋根付きランニングコースとして近辺のランナー御用達の日産スタジアム回廊ランニングコースを紹介したいと思います。
日産スタジアム
言うまでもなく日産スタジアムは横浜F・マリノスのホームスタジアムです。横浜市営地下鉄やJR横浜線の新横浜駅、または、JR横浜線の小机駅が最寄駅となります。アクセス方法の詳細は下記より参考にしてください。
日産スタジアムは2019年ラグビーワールドカップの準決勝、決勝戦の会場でも盛り上がりました。台風の影響で翌日の試合開催が危ぶまれましたが、日産スタジアムを含む新横浜公園一帯は鶴見川の遊水地として設計されているので、一帯は水没していたもののスタジアム内は支障なく無事開催できたことでも知られていますね。
屋根付きランニングコース
日産スタジアムはスタジアムの外郭が4階構造となっていて、主として1階が駐車場やイベント時の搬入口などで、2階がスポーツ関連施設やスタジアム(トラック)内入口、4階がスタジアムのスタンド入口となっています。(3階はスタジアム内は観客席のため外郭部分はなし)1,2,4階すべてで周回できるようになっていて、イベント開催時以外であればランニングコースとして無料で利用することができます。
今回、涼しくて晴れてはいましたが、休日で撮影には好都合なので走りに行ってきました。
1階コース
1階だけあって日陰率が高く、イベント開催時の搬入などもありますので全体的にフラットなコースになっています。GPS信号を拾いづらくランニングウォッチは最初からインドアモードで計測される方がいいかもしれません。上のランニングマップにもありますが、1周は940mだそうです。(切り良く1kmにしてくれればよかったのですが。。)
暗いからか走っていてスピードが出ているような錯覚に陥ったりします。
2階コース
日産スタジアムに来た時の到着階が2階でスタジアム内に入るには大きな階段を登って4階に行く構造になっています。4階に登る階段の横にそのまままっすぐ進める『隙間』のようなところがあり、そこに行けば2階回廊に到着です。1階に比べて2階は直射日光は射さないものの屋根の張り出しが短いので明るくなっています。また、コースに若干のアップダウンがあり、鍛えるという点では2階回廊の方がいいのでしょうか。
ランニングする目的なら2階、雨天である程度タイムを意識したトレーニングをしたいなら1階という感じで使い分けるのもいいのかもしれません。
なお、4階部分は周回して走ることはできますが、雨を避けられるような屋根はなく、吹きさらしで風も強め、路面もタイル構造のようなところもあるのでランニングコースとしてはあまりおススメできません。
1,2階の回廊へお近くの方は行ってみるのもいいかもしれません。
【ランニング動画】鶴見川源流からのランニング
テーマを求めて!?
この週末からは敬老の日と秋分の日が重なり4連休となっていますね。ようやく暑さも和らぎランニングにはいい季節になってきました。ここへきてコロナ禍は予断は許さないものの落ち着いてきた感もあり、一部マラソン大会も参加を前提に参加者募集を始めようとしている大会もあります。人数が限定されたり、参加者の地域限定であったりという制限はあるので、これまでのようにいろいろ選べるわけではありませんが。
コロナ禍で開催されない大会に加え、暑さもあり、すっかり大会に向けてのトレーニングを怠ってきた時期が長く、今、『大会が開催されます』といわれても、また完走できるのだろうか?と少し不安が過ったりもしてきています。皆さんはいかがでしょう?
少しずつ身体を慣らしていくためにも夏の間にできなかったロング走で持久力向上を目指そうと目論んでいる私です。
ロング走。簡単に言うけど楽ではない
目標となる大会があり、トレーニングスケジュールを立ててモチベーションが高まってくれば、いつもの河川敷コースでもペースやら疲労度合などからトレーニングの進捗を確認できます。そんな『目的』があれば、ロング走のモチベーションになろうかというもの。しかし目標も立たぬ今、何をモチベーションにして長い距離を走るか?と思うと初めの一歩が出てこないという方も多いと思います。
そんな時は『旅ラン』。テーマを決めてそれを実行する。気分を変えていつもと違うコースを走る。基本的に走ることが好きであればこんなことでワクワクしてきたりしませんか?
そこで、今回は普段走っている河川敷コースの川の源流を訪ね、そこから走って戻ってこようという簡単なテーマを設定し実行してきました。
川の源流と言っても。。
川の源流というと山の奥深くまで行かなければという感じを想像しがちですが、街中を流れる川は意外と近所が源流だったりします。以前、坂道ランの記事で横浜は小高い丘を切り開いて開発してきた街だといった気がしますが、そんな小高い丘に降った雨が丘の裾の谷間に湧水となって現れ、川の源流になることが多いようです。
普段走っている鶴見川は源流は東京都町田市上小山田町ということろに源流があるよううです。詳細はこちらを参照ください。(東京都町田市のサイト)
源流付近に『鶴見川源流の泉』というところがあり、今回はそこをスタート地点としました。
交通手段は小田急線またはJR横浜線の町田駅または、JR横浜線の淵野辺駅から神奈中バスで小山田バス停まで行きそこから徒歩となります。
こちらが『原流の泉』。中心付近からブクブクと泡が出ていて、水が沸いて出ているようでした。
鶴見川沿いランスタート
源流の泉から図師大橋
東京都町田市といっても見渡す限り森と田園。のどかな風景に旅感もアップですね。
ここからスタートしますが、川はしばらく渓谷のような雰囲気と蛇行をしているため、川沿いを走れそうになく、川に近い道路を走ります。今回の旅ランでもOmiCamで撮影してきましたので、そちらもご覧ください。
当日は曇り時々雨の予報で時間の経過とともに降水確率が高まるというものでした。気温はそれほどでもなかったのですが湿度が高めで、気分的には楽しむより雨が降らないうちにゴールしようという気分でのスタートなのが玉に瑕です。。。
穏やかな風景の割には、車通りも多く感じました。丘を越えた先に多摩ニュータウン、南多摩尾根幹線道路や南大沢地区があるからでしょうか。
こんな感じで降り立った小山田バス停まで戻って上の動画は終了。
そこからはすっかり住宅地の中を走ります。その軌跡は下記の地図で。
甲子園に出場したこともある日大三高の横を通りながら図師大橋まで来ると芝溝街道と交差し交通量も多くなってきました。
図師大橋から鶴川付近
そろそろ川沿いのコースを探りながら進みました。
すっかり住宅地になって風景を楽しめなくなってきましたが、下記ルートで鶴見川沿いに入ります。
鶴見川沿いに小道があり、散歩やランニングを楽しんでいる方も多くみられました。見渡した限り、この道を通って横浜市内まで行こうとしているランナーは私くらいだと思いますが。。。
しばらく、住宅街裏の川沿いコースです。図師大橋から町田市の鶴川付近までの動画をご覧ください。
時々森があって渓谷のような風景になったりして、住宅街から解放され癒される感じもあります。
鶴見川沿いに遊歩道が整備されていて最後まで川沿いを走り続けられました。
鶴川から鴨居駅
鶴川から先は川崎市麻生区をかすめ、横浜市青葉区、都筑区、緑区と走っていきます。
付近は果樹園や畑の風景なのですが、東名高速と最近開通した首都高横浜北西線が交わる青葉ICは巨大な構造物となっていて風景が一変しました。
青葉ICを過ぎるとまた畑の風景が広がり鶴見川支流の恩田川と合流すると本日のゴールの鴨居駅付近となります。
幸いにして雨に降られずゴールできました。体調や天候次第では新横浜公園までと思っていたのですが、湿度が高く、しばらくぶりのロング走でしたので疲労感も増してきて、23km超えたあたりで鶴見川沿いで近い鴨居駅をゴールとしました。
Garminの高低差チャート
川下りなので見事に下り基調。85m下ってきました。
今日の相棒はReebok Floatride2。
クッショニングが良くて足への負担は軽減されているように感じました。
さぁ、鶴見川源流からのランニングいかがでしたでしょうか?
次の旅ランも企画していますので乞うご期待!
【シューズレビュ-】Reebok Float Ride 2.0 クッショニング&Fit感抜群の軽量シューズ
クッショニングのいいシューズを求めて
9月となりようやく走りやすい季節となってきました。
本格的にトレーニングを行うために、メニューに合わせたシューズも揃えておきたいところです。これまで、プレート入りシューズについてSaucony Endorphin SpeedとZoom Fly 3についてレビュー記事を書いてきました。
プレート入りということで、反発力が強く前に押し出される感覚を感じました。Endorphin Speedは、長めのペース走用として、Zoom Fly 3は、短めのインターバルやテンポ走などで使用していこうかと思っています。
そろそろ街中坂道トレーニングを再開したい
夏場は街中を走るのは道路からの照り返しの強さや車道の排熱などによる気温上昇があり走ろうという気になれませんでしたが、秋が始まり気温も適度となってきたのでそろそろ効果的なトレーニングとして再開していきたいと思っていました。再開に当たり、街中の坂道を走る際の歩道の細かな段差など路面変化への対応性や坂を下る際の衝撃吸収などの機能を持った適切なシューズを選ぶ必要があるかと思われます。足元が不安定となる厚底シューズはこのようなトレーニングコースで走るのは避けた方がいいなと思っていました。
候補はReebokのFloat Ride2.0
そこでこのような用途で用いるシューズ候補として、軽量でプレート入りではなくクッショニング性能の高いシューズが該当するかと思います。AdidasのJapan Boost 3を持っているので、試しに平坦な河川敷コースで走ってみたのですが、最近の厚底シューズ慣れした脚にはクッショニングが十分ではないと感じられるようになってきていました。Boostフォームの反発力は高いと思うのですけれども。。。
ネット検索したところクッショニング性能の高さと軽量を売りにしているのがReebokのFloatRideフォーム。このフォームを用いたシューズを数種類用途に合わせて販売していましたが、今回はFloat Ride2.0というシューズに注目してみました。
購入してみたので紹介したいと思います。余りメディアで取り上げられていないかもしれないので少々詳し目に。。。
Reebok FloatRide2.0紹介
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重量
重量は26.0cmで245g(片足)です。重量はZoom Fly 3と変わらないですが、履いてみるとFloat Ride2.0の方が軽く感じられました。
側面構造
白いソールがReebok独自のFloatRideフォーム。横から見たソール厚からすると厚底シューズの範疇なのかもしれません。先端も反りあがっているので、ゆりかご構造ということでしょうか。
かかと部分のソール構造
先ほどの横から見た図でもわかりますが、かかとの部分がはみ出しているのですが、着地時の安定性に寄与している気がします。
裏面
先端は反りかえっていますが、全体的にフラットな構造となっています。少し硬めでメッシュ構造なのですが、FloatRideフォームの保護以外の役割はよくわかりません。
足入れ部分
足入れ部分にシュータンはなく、伸縮性のソックライク構造となっています。次のシューレースホールと合わせて足のフィット感を高めることに寄与していると思います。
シューレースホール
シューレースホールがこのようにプラスチックプレートに構成されていて少し伸縮性のある太めのシューレースを通します。ソックライク構造の中に足を入れるとかなりフィット感はいいのですが、このシューレースで固定することで更にフィット感が増します。靴の中も足幅2Eで、Nikeのように先端を細めていないので自然な形で足の指が収まりました。
走った感じ
走行感
早速走ってきました。
いつもの平坦な河川敷コースです。プレート入りシューズのような反発力を推進力に変えて軽快に走るという感じではなく、ナチュラルに足が回って進んでいく感じです。流行のグイグイ押し出される系に慣れてしまうと物足りないかもしれませんが、JogやRecovery Runなどに使うと気持ちよく走れるのではないかと思います。
クッショニング
一番の特徴は、やはりクッショニングの良さ。
着地時に少し沈んで戻る感じがよくわかります。薄いソール時代に感じていた着地時に足裏からひざ辺りに来る衝撃は感じません。
走り方に制限はなし!?
一方で一部の厚底シューズにある特定の走り(足の軌跡を限定される)をしなくても安定したクッショニングが得られ、一定のリズムで進んでいける感じがします。
走り始めは進みが遅い気がしますが、時間が経つにつれ走る気持ちよさを感じられるシューズではないかと思われます。
そういう意味ではペースを抑えたLSDなどにも良いのかもしれません。
本命の坂道対応力は?
今回はこのシューズでの初ランということで、いろいろな路面で試すことはしなかったのですが、河川敷に降りる際の短い下り坂を走った感じでは、着地衝撃も吸収してくれ、くるぶし辺りで捻じれたりするような不安定な動きもなく、更に靴の中でも安定した足が固定されているように感じられたので、坂対応力は高いのではと期待しています。
衝撃吸収性はFloatRideフォームにあって、足の捻じれ抑制は、フラットなソールにあるのかもしれません。靴の中の安定性はソックライク構造やシューレースでの固定だと思います。
また、次回以降で街中の坂道コースを走ってきたいと思います。乞うご期待!
【シューズレビュー】Saucony Endorphin Speed 第二弾:少し長い距離を走ってみました。
意外といけそうな気がした第一印象
暑い日が続きますが、ランニング続けていますか!?
まだまだ35℃超の日々ではありますが、最低気温は30℃を下回り、なんとか走る気力を振り絞っています。
このところシューズレビューを書いていますが、丁度自分のシューズの切替時期と東京オリンピックに向けての各社新製品ラッシュの時期が重なったこともあってのことです。拙筆ながらご参考になれば幸いです。
さて、Saucony Endorphin Speedについては第一印象を既に記事にしています。
over50marathoner.hatenablog.com
Saucony Endorphin Speedはナイロンプレート入りの高反発厚底シューズで、第一印象では、ナチュラルな足運びが可能で気持ちよく走れたと書きました。加えて、少し長めの距離を走り、”快適さが持続できるのか”試してみたいとも書きました。
快適走なるか?灼熱の河川敷ラン
コンディション
ということで、前回より長めの距離を走りました。コースは前回同様河川敷コース。アップ、ダウン各3km程度ずつ含め18kmのランニングです。
スタート時の気温が29℃。走っている間に30℃を超えたのではないかと思います。走り始めは日差しも雲に遮られていましたが、河川敷を走っている間には雲の切れ間から直射日光を浴びる事態になりました。また、そよ風も感じられない無風で体温の上昇を止める術がありませんでした。10km以上走るのは通常ならば辛い気象条件です。
ランニングペース
アップが終わり、河川敷コースに入ると、気持ちよく走れそうなペースに切り替えました。特にGarminをのぞき込むこともなく体感で心地よいペースとしました。
30℃を超える暑さと無風の中では、5:30/km程度かと思いながら走っておりしたが、ラップの方は。。。
5:00/km程度で流せていました。秋以降ならともかく、8月の30℃を超える中ではこの体感でこのペースで走れているのは上出来だと思います。
走行感
ダウンの間ペースを落とすとNikeのZoomFly FlyKnit2では、着地位置が定まらずギクシャクした走りになりがちだったのは、Saucony Endorphin Speedでは、ペースを落としても安定した走りを持続できたのが良かったです。
距離もそれほど長くないこともありますが、走り終えた後に疲れ果ててしまうということもなく、午後も昼寝に落ちることもなさそうです。
思った以上の収穫
一方で、感覚のずれが生じるのは良くないという方もおられるかもしれません。心肺負荷と筋力のバランスがあっておらず、故障につながるのでは?という心配もない訳ではありません。しかしながら、その心配に対しては疲労回復のためのメンテナンスをしっかり行うことで解消できることと思います。今のところトレーニング時期であるので、ますは、一定のペースで走れそうなシューズが見つかったのは収穫が大きかったと思います。ということで、第一印象の通り、私にはハーフ前後の距離のペース走用として使用するのが良さそうです。
興味のある方はABCマートの方へ
しばらくSaucony Endorphin Speedで頑張りたいと思います。